2014/04/08

NFTとは。

NFTとは、薄膜水耕方式。英語でnutrient film techniqueの略になります。
通称では「NFT」と呼ばれています。



DFT方式から遅れて、1970年代にイギリスで開発された栽培方式であると言われています。
緩やかな傾斜のある栽培ベッドにはいくつかの堰のラインがあり、その上に定植パレットを置き、培養液を上流部から少しずつ流下させて、栽培をする方式。

長所は、水深が浅く、根と植物体の間に空中から酸素供給が容易に出来る。
培養液は循環させることから、空気中の酸素をより多く溶解させることが出来るので、酸素欠乏が起こりにくい。
短所は、培養液の量が少ないので温度調整がしやすいが、濃度や成分の変化が起こりやすい。
またベッドの長さによっては、上流部と下流部に温度差や水流差が出て、収穫場所によって栽培速度に違いが出る場合がある。

日本養液栽培研究会HP等の資料から引用

 
栽培パネルを置く前の状態。
水流のライン毎に堰が作られ、水位は浅い。
写真左手が上流部で、右側が下流=排水口側。

 
 
 パネルを置いた状態。
手前から奥に向かって傾斜があり、下流部に向けて養液が流れている。



DFTについては、こちらをご覧ください。



http://www.tomiyamass.co.jp/