2012/09/28

あおもり植物工場関連産業推進研究会。

今回の視察では、あおもり植物工場関連産業推進研究会様にお世話になりました。

青森県では、植物工場の関連産業における高収益化につながる技術に関する調査研究を産学官が一体となって行うことにより、青森県における植物工場関連産業の創出が推進され、収益性の高い植物工場運営が可能となることを目的として、平成24年度から2ヶ年の予定で「あおもり植物工場関連産業推進研究会」を設置され活動をされています。

管轄である地域産業課の担当の方々や、参加者の皆様も、熱心に見学や質問をされていていましたので、今後の活動がたいへん期待されました。

また青森県では、寒冷地対応型植物工場研究拠点などもあり、様々な研究や研修をおこなっているようです。

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2012/09/27

六郷アズーリファーム様を視察。



こちらの施設は、(株)サイゼリアさんの支援を受けて建設した低コスト型トマト栽培施設になります。
代表の菊池さんが、1億円の資金を元手に、津波の少なかった1.2haの借地に、
自ら調達してきた韓国製のパイプハウスを、自分たちの手で組み立て建設されたそうです。



ハウス内では、サイゼリア用の独自品種のトマトを中心に、いくつかの栽培法、管理システムなどを試行錯誤しながら、栽培研究をされています。

代表の菊池さんほか、被災した5名の仲間は独立をして、来年の3月には4haのトマトとパプリカの栽培施設を建設し、約60名の雇用を目指しているそうです。
菊池さんは、栽培や販路に関する成功も失敗や試行錯誤の過程など、とても分かりやすく話をしてくれました。


新たな農業経営を志向する意欲を持った農業生産者に向けた、とても良い民間企業((株)サイゼリアさん)の支援の形を見せて頂いたようにおもいました。

    
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2012/09/26

さんいちファーム様を視察。


宮城県名取市のある「さんいちファーム」様の施設は、農水省の東日本大震災農業生産対策交付金事業による補助金と、宮城県、名取市の補助金、そして代表ほか2名の計3名の借り入れをもとに建設された施設です。

約2000㎡のハウスが3棟あり、レタスなどの換算で年間120万個の出荷が可能だそうです。
こちらの施設は、約270tの雨水を地下に貯蔵し、うち30tを流用しているそうです。



水耕栽培で、葉菜類を20種類ほど栽培し(現在本採用の作物を栽培選定しているとのこと)、販売をしています。
施設から5分の距離に仙台空港があり、台湾などへの輸出もされているそうです。

施設の詳しい内容については、こちらのサイトをご参照頂きたいと思います。
株式会社エコヒルズ様のHP


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2012/09/25

大きな雨水タンク。

 
大規模施設園芸実証研究施設では、雨水を利用しています。
屋外のタンクに200㎥ ↑ 
屋内に40㎥のタンク ↓ がありました。

 
まだ、施設内は完成していない部分もあり、実際に稼働しているのはトマトの圃場の一部でした。
ヒートポンプや、細霧システムなどを駆使して、5年間をかけて生産コスト5割削減または収益率の2倍を実証研究していくそうです。




2012/09/24

大規模施設園芸実証研究施設を視察。



宮城県亘理郡山元町に出来ました、「大規模施設園芸実証研究施設」を視察させていただきました。
こちらの施設は、農水省と復興庁のプロジェクト研究である
「食料生産地域再生のための先端技術展開事業」として採択され、6年間の期間で実証研究をする施設です。

圃場スペースだけで、イチゴが3924㎡、トマトが2448㎡あります。
そのほかに、育苗ハウスや夜冷庫などは付随施設としてあります。

亘理郡は、日照時間が長く、雪が少なく、また昼夜の寒暖差が激しい地域であり、作物栽培に適していると言われています。

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2012/09/21

復興工事。


訪れたところは、すべて津波が押し寄せたところでした。
何も無くなった平地の中を、たくさんのトラックが行きかいます。


他県ナンバーも多く、トラックの正面には従事している事業名が記された
横断幕を付けていました。
 


来週は、視察の続きをUpします。

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2012/09/20

フリルレタスなどを栽培。


グランパファームさんで育てられていたフリルレタスです。
あと数日で収穫になるとのことでした。
このほか数種類の葉菜類の野菜を栽培し、スーパーなどに納品しているそうです。

 
訪問した日は、震災から1年半の9月11日でした。
地震発生時刻に合わせて、サイレンが遠くで鳴っていました。

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2012/09/19

グランパファーム陸前高田様を視察。


東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市に、経済産業省の「地域経済産業活性化対策費補助金(先端農商工連携実用化研究事業)」の交付を受けて建設された、ドーム型植物工場「グランパファーム陸前高田」さんを視察訪問しました。

24時間送風をして膨らました円形ドームの中で、リーフレタスなどを栽培していました。
ドームの数は8棟、1棟で約15000株の作物を育てることが出来ます。
視察で伺った詳しい内容は、ここでは掲載できないこともありますので、
下記の取材記事などを参考にしていただければと思います。

詳しくはこちらに記事が出ています。
http://www.nikkei.com/article/DGXZZO42893570S2A620C1000000/

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2012/09/18

研究会の視察。


青森県の植物工場関連産業推進研究会に参加をさせて頂き、先週開催された視察会に行ってきました。
東北方面の復興事業を、主に見学してきました。
岩手県の陸前高田市、宮城県の仙台市、名取市、亘理郡山元町を2日間かけて回りました。
 
 
陸前を訪れたのは、9月11日でした。あれから1年と半年。
まだまだ復興には時間がかかりそうです。
視察報告は、明日から順次していきます。

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2012/09/12

視察見学。

施設見学などで出張のため、情報ブログは12日~14日までお休みいたします。
次回更新は、9月18日を予定しています。
宜しくお願いいたします。

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2012/09/11

第14回研修会「培養液管理技術の実際」 報告記⑥


最終日は分析データ利用法について学びました。
初期培養液と、残存培養液から、その植物体が何をどれだけ吸収したか、
減った分をどれだけ補えばよいかなど、計算方法などとともに演習を行いました。

講義は集中して行われたので、あっという間におわり閉講式して終了となりました。
講義、演習、実習と中身の濃い3日間となりました。
新しく改訂された「養液栽培のすべて: 植物工場を支える基本技術 」を購入したので、
今後は、復習などを行っていきたいと思います。

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2012/09/10

第14回研修会「培養液管理技術の実際」 報告記⑤


原水の重炭酸濃度について、学びました。
井戸水、河川水、雨水、水道水などを利用した場合、それぞれの特徴があるので、
それらを把握して使用する必要があります。
濃度測定をし、酸による補正をしていく過程を実習とともに学びました。


そのほか、植物体の分析ではRQフレックスを用いた測定法を学びました。
植物体の採取方法や、測定個所などを決め検査をしました。

 
私たちの班では、6個の試験体を作り検査をしました。


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2012/09/07

第14回研修会「培養液管理技術の実際」 報告記④


様々な測定機器や施設も見学しました。
こちらは苗テラスです。青梗菜(たぶん)の苗が育てられていました。


 
こちらはICP発光分光分析装置「ICPE-9000」です。
肥料分析など様々な検査が自動でできます。
 
 

こちらはパプリカの栽培ハウスです。
右の筒状のなった中から送風が行われています。
生長に合わせて、送風口の位置や高さを変えることも可能だそうです。
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2012/09/06

第14回研修会「培養液管理技術の実際」 報告記③

(写真はクリックすると少し大きくなります。)
 
実習では、栽培ハウス内で作った培養液を使ってレタスを定植しました。
培養液を指定の濃度に薄めます。
 
 
薄めた後は分析用サンプルを採取しました。
無事定植をしましたが、炎天下の中での作業だったので、みなさん汗だくです。
 
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2012/09/05

第14回研修会「培養液管理技術の実際」 報告記②


講義で習った計算方法をもとに、4班に分かれて単肥料配合にて培養液を作成しました。
私の班では、「園試処方1/2」での配合です。


硝酸カルシウムは湿気をすぐに吸ってしまうので、必要量を取り出し、すぐに蓋を閉めます。
その他、リン酸アンモニウムや、硝酸マグネシウム、硝酸カリウムも必要量計測し準備をします。
出来た培養液は硝酸Ca(A液)とそれ以外の肥料(B液)に分けて、保存します。


 
 
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2012/09/04

第14回研修会「培養液管理技術の実際」 報告記①

研修会は、千葉大学園芸学部内において、講義、演習、実習を3日間で行いました。
千葉大学から5名、京都府大から1名、静岡大学から1名、大阪府大から1名の計8名の先生方を講師に、ヘルプスタッフとして大学の生徒さんが数名参加されていました。


予習をしていったおかげで、先生の講義も理解しやすく、順調な講義スタートとなりました。



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2012/09/03

研修会後記。

日本溶液栽培研究会の夏の学校に参加してきました。
日頃、ウレタンマット培地を販売をしていますが、それだけでは得られない情報が
たくさんあります。
また日頃たくさんお客様から頂いている質問や、自分なりの疑問などをめい一杯消化をしてきました。

報告記は順次行っていきたいと思います。

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